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十二支中、龍だけは、架空の動物です。その龍は、馬のように長い顔、蛇に似た体、背中には81枚のうろこを持つと言われています。足は、にわとりで、蹴爪(けづめ)があります。そのうえ、空も飛ぶし水にももぐるといのです。この81という数字には、大いなる希望という意味があります。 十二支では、たつ年をあらわすのに辰という字を当てました。辰は「シン」、「たつ」と読みます。 ★十二支では、第5番目に位置しています。 ★方向では東南東を意味しています。 ★一日の時間帯では、午前7時から午前9時までの間。朝日がようやくその光を増そうとするところです。なにものかが、生まれ出ようとするまえの混沌とした状態そのままです。 ★季節でいえば春4月。卯月です。
たつ年生まれの人は、この龍さながら茫洋としていて、つかみどころのない性格をもって生まれてきています。スケールの大きな夢想家で、いつも冒険やロマンスにあこがれています。また、淡白で、ものごとにこだわらない大人の風格を感じさせる人です。 このように茫洋としているたつ年の人は、ふだんはなかなかの怠け者で、一日中、じっとすわってテレビを見ていることに、何の疑問も感じません。 それが、いったん立ち上がると、人並み以上の熱心さと覇気をもって事に当たります。 こんなときのたつ年の人には、いったい何をしでかすのか分からないようなすごい魅力があります。とくに、芸能、スポーツ、宗教など、虚構の世界において、たつ年のこの特徴は発揮されます。 ところで、たつ年の人には、夢想家的傾向があります。それだけに、自分の目的にひたむきになっているあいだは熱心でいいのですが、いったんつまずくと、ひどくあっさりその仕事から手を引いてしまうことがないともいえません。 ある統計によれば、「人間蒸発」をしてしまった人のうちで、たつ年の占める割合は、たいへん多いそうです。 このように熱中とあきらめとの二つの極の間を大きく揺れ動いているのがたつ年の人と言えるでしょう。 その振幅が大きければ大きいほど、人間的には、たいへん魅力的であるわけです。ですから、たつ年の人は、いわゆる枠にはまったサラリーマンにしておくにはもったいない人です。もっと自由奔放に自分の個性を伸ばせる世界こそ、たつ年の人に必要なものです。 男性がファイターであるように、女性もまたタフネスです。そのために女性の仕事の範囲をオーバーして、表面に立つ傾向が強いようです。共稼ぎをしてみごとに成功する人がたつ年の女性です。
たつ年生まれの人は、大変強い運勢をもっています。 はじめから、朝日に照らされるように、スポットライトを浴びるいい立場に恵まれます。しかし、35歳過ぎには、成長の前の停滞がやってきます。 それまでが順調であっただけに、その障害はかなりこたえます。そこを乗り越えたときこそ、昇竜の勢いで成功に突っ走ることができるときです。 ここでへこたれては、まさに、「竜頭蛇尾」で終ってしまいます。 愛情面では、ムードに弱い人です。 派手な恋愛をしますが、第三者の目で、相手を見る冷静さを持つほうが良いでしょう。 男女ともに晩婚の傾向があります。 以上がたつ年生まれの人の総体的な性格と運勢ですが、同じたつでも、生まれた月によって、それぞれ違いが見られます。 生まれた月をクリックすると、その違いが見られます。 『楽しく学べるネット講座の初級者用ソフト』の見本
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