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十二支では、動物の牛を、丑にあてはめています。丑は、「チュウ」、「うし」、「つかねる」、「むすぶ」と読みます。紐(ひも)という字が、細い糸をたくさん束(たば)ね合わせ、強い紐にして物をゆわえ結ぶ意味であるように、丑は、物をひとまとめにするという意味があります。 ★十二支の第2番目に位置しています。 ★方角では北北東を意味しています。 ★一日の時間帯では、真夜中の2時ごろ(午前1時から午前3時までの間)。 ★季節でいえば1月。 1月は、睦月(むつき)といい、むつみ合う、和合の月ともされています。寒い冬、あたたかい火を囲んで一家団欒しながら来るべき春を待ちつつ内部にスタミナを蓄積している時、どんな重荷を背負ってもへこたれない力、最後までやり遂げる粘り強さを蓄える時なのです。 「馬も千里、牛も千里」ということわざがあります。同時に出発して、早い遅いの差はあっても、けっきょく同じ目的地に着く。人はとかく、ばてな馬に拍手をおくるけれども、同じ千里を行くことにかわりはないではないか、というような意味です。
うし年生まれの人は、このことわざを地で行ったような性格を持っています。人からなんといわれようと、自分は自分のペースでやっていくのです。 走り出す前にじっくり考え込むので、なかなか行動を起こしません。 しかし、いったん動き出したら、沿い語まで歩きぬき、息切れも疲れも見せないのです。 このことは、動物の牛が、「反芻(はんすう)」という特技を持っているのによく似ています。牛は、四つの胃袋を持ち、一度つめこんだ食べものを長い時間かけてかみなおし、完全に消化してしまいます。なまのみこみをしないのです。 人間のうし年生まれの人も、自分で完全に納得いくまで、繰り返し、考えに考えます。そして、いったんこうと決めたら、いよいよ目的に向かって、行動を開始するのです。 その場合、心に決めた考えが、客観的に見て正しいかどうかなどは問題にしません。うい年生まれの人にとっては、自分の決めたことだけが正しいことなのです。 このように、うし年生まれの人は、自分が得心しさえすれば、強烈な個性を発揮しますが、ふだんは、おとなしい人柄です。 でも、このようにおとなしいはずのうし年生まれの人でも、ふだんも非常に短気で怒りっぽい人がいます。こういう人は、うし年らしくないか、というと、そんなことはありません。たしかに、家畜の牛はおとなしい動物です。これは、牛の柔順さが、人間の家畜として飼われているうちにできたものです。 とかと、彼らも、一度怒りだすととどまるところがありませんが、それは、本性の奥深いところに野生時代の血が流れているからです。バッファロー(水牛)を見てもわかるでしょう。
うし年生まれの人の一生は、はっきり晩成型で、年若くして功名を得た人は、じゅうぶん気をつけなければならないという運勢が、ここにあらわれています。 家庭にあっては、男女とも堅実な生活態度で、将来への計画性があります。「節約は大いなる収入なり」という暮らしぶりです。 とくに女性は、大変おとなしく家庭的なタイプです。子どもを生み育てることにかけては抜群です。教育ママのようにあれやこれやと文句も言わず、ただ、だまって子どもの成長を見守っている、という理想的な母親の姿です。 うし年の女性には不感症の人が多いとよく言われますが、これは、まったく俗説に過ぎません。家庭のこと、とりわけ子どものことがなかなか頭をはなれないためのようです。 以上がうし年生まれの人の総体的な性格と運勢ですが、同じうしでも、生まれた月によって、それぞれ違いが見られます。 生まれた月をクリックすると、その違いが見られます。 『楽しく学べるネット講座の初級者用ソフト』の見本
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